老後資金の運用 2/3 (20260717)

老後資金

一昨日母が他界いたしました。
私が今こうして日々を過ごせているのも、母と妻の助けによるところが非常に大きいと考えています。
今夜のお通夜、明日の告別式では、心からの感謝を込めて、母をお送りしようと思っています。

さて、今回は『老後資金の運用』の2回目。
私のこれまでの投資実績について記していこうと思います。
前回掲載した現状の運用方針に至ったのは、以下に記載する、これまでの投資経験が影響しています。

B.これまでの資産運用実績

2019年までの運用実績

1985年に新卒で入社したA社には、56歳まで34年間A社に勤務しました。
A社時代は、家族生活の基盤を築いた時期。
住宅ローンや教育資金への用立てにより、預金残高は常に低空飛行。

このため、生活資金の一部に手を出しながらギャンブルの延長のように株取引をしていた時期です。

しかしながら根本的にビビリ姿勢で、早めの利確・損切りに終始し、売買手数料ばかり支払う状況に辟易。また必要に迫られて、意図せぬ売却が必要となり、負けが込む時期も続きました。

テクニカルやファンダメンタルなども結構学んだのですが、株価と睨めっこしている暇はないこと、またこうした技術が実技で効果を発揮する局面は最後まで???でした。

最終的に、「私には投資の才能はない」との判断に至り10年程度で投資からは撤退。
この時点で以下の投資方針をなんとなく頭に描きました。

◆投資は余剰資金で行う。
◆結局は入金力の大小が損益の大小。  → 一定の入金力がつくA社退職金受領まで、投資は一旦撤退。
◆ 個別株取引の才能はないため、(誰でも勝てる可能性の高い)低コスト・INDEXファンドへの投資に注力することで再出発。

2020年の運用実績

2019年10月末にA社を退職しB社(A社の子会社)に転籍、と同時にA社の退職金を受領。
いよいよ私の投資ゴールデンタイム。

早速、これまで使っていた野村證券に加えてSBI証券を開設し、まずはA社退職金の3分の1程度を以下に突っ込みました。この頃はNISA枠が小さく魅力を感じなかったため、特定口座での一括購入です。

(1)SBI・V・S&P500
(2)eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

2020年1月頃までは何とか微増で推移していましたが、2月に入るとコロナショックが直撃!!!
あれよあれよという間に退職金が蒸発していきます。

頭の中はパニックになり、下落途中に(1)を2回ナンピン。
落ちるナイフを思いっ切り掴みにいった私の右手は、当然のごとく血まみれになりました。

そうした中、今度はC社(A社の孫会社)への突然の転籍命令。
仕事のまとめや引継ぎなどに忙殺され、投資どころではなくなってしまいました。

この異動により損切りを考える暇がなく、結果的にほったらかしにできたことが最大の幸運で、含み損はこの年中に回復しました💛

回復過程でも何度も100万円規模の下落をくらいましたが、こうした経験の積み重ねにより、多少の下落は「いつものこと」で済ませるメンタルが身につきました。

最強の投資と言える「インデックスファンドのほったらかし投資」に最も必要な、『持ち続ける力、忍耐力、辛抱』といった鈍感力がこの頃に育まれたと思います。

この能力だけは、自分のお金で何度も痛い目にあい、それを乗り越えることで、メンタルを育てていかないと身につかないのではないでしょうか?

2021~2023年の運用実績

2021年のS&P500は順調に回復し、含み益もじわじわと積みあがるようになりました。
心に少し余裕が出てきた私は、旧NISAによる個別株投資に手を広げるようになりました。

割安と思われる高配当株を色々物色しましたが、この頃購入したUFJ、INPEX、JT、MOLなどは、現在の含み益向上にかなり貢献してくれています。

旧NISA(一般枠)は5年間の運用期限があるため、今後5年を過ぎる前に順次売却し、新NISA枠での購入資金に充てていく考えです。

一方、2022年に入るとS&P500は調整局面に入りました。

下落局面が徐々に増えてきましたが、こうしたストレスに慣れてきた私は、下落時にS&P500を追加購入するという行動をとるようになりました。

つまり下落をバーゲンセールと見ることができるようになったということで、次のような投資姿勢が定着してきた時期です。

◆暴落しても株価は必ずいつか回復する。(5年以内にほぼすべてのショックが回復)
◆このため5年程度の生活資金を手元に置くことができれば、暴落リスクは限りなく無視できる。
◆反対に、暴落は追加投資の大きなチャンスであり、これを最大限活かすことが重要。

2024年~現在の運用実績

新NISA積立投資枠(2024年1月から、①~④に毎月5万円積立投資)

2024年になると新NISAがスタート
2023年に『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』を売却し、利益の2割を税金で取られるという辛酸を舐めた私は、新NISAという神制度を使ったドルコスト平均法投資に全振りすることとしました。

・私のNISA口座(野村証券)
  ① eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  ② 野村スリーゼロ先進国株式投信
・家内のNISA口座(SBI証券、資金は非課税枠内で贈与)
  ③ eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  ④ eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

ほとんどが株ですのでお世辞にも分散投資とは言えませんが、積立による時間分散だけはしています。
運用状況は次のとおりで、①新興国が③オルカンより好成績であったことが興味深く感じられました。

新NISA成長投資枠(毎年初にNISA枠240万円分を一括投資)

前回も書きましたが、成長投資枠は私のお楽しみコーナー。
ギャンブル欲を満たすため、国内個別株を任意に買い漁って楽しんでいます。

しかしながらそこは老後資金。
安易に取引するのは危険ということで、配当が高く(3~4%以上)、割安な株(低PBR, PER, ROE)を選べば負ける可能性は少なくできるだろう・・・という安直な選択をしています。
万一株価が下がっても、配当でバックされれば良いという都合の良い理屈です。

個別株も基本的にはほったらかし投資ですが、新NISA開始以降、日本株の上昇はすさまじいものがあり、多くの銘柄で良い運用結果をいただいております。

ご参考に現在のポートフォリオは次のとおりです。
NTT早く上がらないかなあ…

その他

◆ご承知の方も多いと思いますが、2024年以降、金融ショックと言っていいほどの暴落が2回発生しました。(2024年8月、2025年4月)
暴落はバーゲンセールという思いの元、投資機会を伺っていましたが、これだけ下落が激しいと恐怖で手が出ません。
下落耐性がかなりついていたと言え、短期間に8桁近く含み益が減少するのは大きなストレスがありました。何とか乗り越えることができましたが、市場退出した方も多いと聞きます。

余剰資金での投資の重要性を改めて肝に銘じたところです。

◆一方、限られた老後資金で生きる今、昨今の物価高騰には注意を払わねばなりません。
このところ物価上昇率は3%を超えるなどとも報じられており、現金保有は年利▲3%の投資信託を保有しているのと同義です。(10年で3割以上減)
現金で持っていることのリスクを再考し、生活防衛資金(現金)と投資資金の割合について今後最適化していく必要がありそうですね。

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